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こだわりコラム

お手入れのススメ

フローリングや家具のお手入れ

おうちのフローリングや家具のお手入れはこまめにしていますか?
ここではワックスや自然塗料を使ったお手入れについてお話したいと思います。

フローリングや家具は木材を使用しているため、水や湿気で変色したりシミができたり、直射日光で色が変わってしまったりひび割れが生じてしまう場合もあります。

こまめなメンテナンスで永く大切に使いましょう。

合成フローリングのお手入れについて

始めに、ご家庭で一般的に使用されている合成フローリング(複数のベニヤを接着剤で貼り合わせ表面に天然木の薄板を貼り付け既に塗装されたもの)のお手入れについてお話します。

「フローリングのお手入れ」と聞くと、ホームセンターなどで販売されている合成樹脂ワックスを使用し、床をピカピカにすることを創造する方が多いと思いますが、実は、これにはいくつか注意すべき点があります。

一般的な市販ワックスは剥がれやすく、磨耗しやすいので知らないうちに剥がれたワックスがお部屋を汚していたり、空気中に舞い上がったワックスを吸い込んでシックハウス症候群の原因になってしまうこともあるのです。
また、ワックスを塗り重ねていくとホコリや汚れをどんどん巻き込み、黒すみが出てきてしまいます。
フローリングの繋ぎ目や端に溜まったワックスはダニの温床にもなります。 さらに、合成樹脂ワックスは木の呼吸を妨げ、内部に湿気を溜め込み木を痛めてしまう可能性もあるのです。

ワックス掛けの本来の目的は、木に必要な湿度と油分を与え、木の美しさを長持ちさせることです。

当社で販売しています 「AUROフロアー用ワックス」は、100天然原料を用いて製造されており、フローリングのすぐそばで呼吸している赤ちゃんやペットにも安心です。
市販の合成樹脂ワックスのように膜を作らず、ピカピカしたツヤも出ませんが、本来の目的である木に必要な油分を与えることができます。本製品に含まれているシトラール(オレンジオイル)で足の裏の油汚れなどの油分をクリーニングし、ミツロウで木材に必要な油分を与える、一石二鳥のワックスです。 手の肌荒れもほとんどしないと大変好評な商品です。 是非一度お試しください。

無垢材フローリングや家具のお手入れについて

続いて、無垢材(無垢とは、混ざり気のないという意味で一本の木から取れるつなぎ目のない材木を無垢材と呼びます。)のフローリングや家具のお手入れについてお話します。

無垢材のフローリングや家具は保湿性もあり、素肌で天然の木の暖かさを感じることができます。呼吸し、調湿のために伸縮し、湿気の多い夏は余分な水分を 吸収してさらっと快適に、乾燥しがちな冬は水分を排出し、静電気の発生を抑えてくれる効果もあります。

メンテナンスをしっかり施せば、半永久的な耐久性があり、使い込むほどに味わいが増します。 傷が付いた場合は、表面を削れば基の美しさになります。そんな無垢材を使用した製品のメンテナンスにお勧めなのが、AURO社の自然塗料やミツロウワックス、オイルワックスです。

塗装がとても簡単で、こまめにメンテナンスを行うことで半永久的に美観を保つことが出来ます。

通常の石油化学品を中心とした塗装品では長期間メンテナンスしなくても高い耐久性が得られるように作られていますが、いったん傷やいたみが発生するとメンテナンスによる修復は非常に難しく、通常は部材自体の取替えなどで対応するため、多くの手間やコストがかかってしまい、環境負荷も問題となってきています。

自然塗料は石油化学品に比べて汚れが染みやすかったりするのですが、木材特有の色味や木目を引き出し、暖かみのある風合いを楽しむことができます。
場所や材種にもよりますが、お手入れを半年から1年に一度行うことで塗膜の撥水性を持続でき、水蒸気透過性もあるため木の呼吸を妨げず結露防止にも有効で木材を長持ちさせることが出来ます。

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インキや水のシミが残ってしまった場合

軽度のシミは汚れを洗浄した後、ナイロンペーパーで表面を擦り、自然塗料を薄く塗り広げて乾燥するまで (1晩以上) 放置してください。

よりひどいシミの場合は、サンドペーパー(#220から#240)で表面を研摩してシミを削り取り、塗料を塗って24時間以上乾燥させてから再度塗装して仕上げます。

いずれも自然塗料の厚塗りは乾燥不良の原因となりますので、ご注意ください。
塗った後5分ほど放置し、柔らかいウエスなどでふき取ることをお勧めします。
また、ウエスなどでふき取った場合は、自然発火する可能性がありますので、オイルを拭いたウエスは水につけてから廃棄してください。

打ち傷、擦り傷が付いた場合

表面に傷が軽度の場合はナイロンペーパーで軽く研摩した後で、塗料を薄く塗り広げて乾燥するまで (1晩以上) 放置してください。

少し目立つ傷が出来た場合は、傷の部分をサンドペーパー(#150から#180)で研摩した後、塗料を薄く染み込ませながら塗布し(浸透していかない場合はウエスでふき取る)、24時間以上乾燥させた後サイド塗装します。

さらに傷が深い場合は、サンドペーパー (#220から#240) で周囲のワックスやオイルを研摩して取り除きます。
削った部分に水または熱湯をかけ、十分に木を膨潤させた後、水で湿らせたウエスなどを押し当て、アイロンを当てます。
水蒸気によって木が膨潤して復元してきます。
一度に当てるのではなく、木の様子を見ながら数回に分けて当ててきてください。
乾燥してからサンドペーパー (#220から#240) で研摩してから塗料を塗りこんで仕上げます。

いずれも自然塗料の厚塗りは乾燥不良の原因となりますので、ご注意ください。
塗った後5分ほど放置し、柔らかいウエスなどでふき取ることをお勧めします。
また、ウエスなどでふき取った場合は、自然発火する可能性がありますので、オイルを拭いたウエスは水につけてから廃棄してください。

傷やシミがない場合でも、表面が乾燥して油分がなくなってきたと感じたらお手入れをしましょう。
こまめなメンテナンスが、大切な家具やフローリングを長持ちさせます。

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